煉瓦に関する歴史などを探索、探求しながら現地に赴いたりします。現在に伝わる煉瓦構築物を一つでも多く記録に残し、みなさんと共有していきます。

2017年度定期総会

7月8日土曜日、午後7時より新宿駅西口「わらびや」で定期総会が開催されました。
会員8名が参集し、提案された議案は全て承認され、無事終了しました。
総会の内容は以下の総会資料をご参照ください。

また、今後の活動について活発に意見交換されました。

 

2017年度

煉瓦研究ネットワーク東京 総会

2017年7月6日(土)

議事次第

1 開会の辞

2 議事

(1)第一号議案 平成28年度活動報告

(2)第二号議案 平成28年度決算報告

(3)第三号議案 平成29年度活動計画(案)

(4)第四号議案 平成29年度予算(案)

(5)その他

3 閉会の辞

 

第一号議案

平成28年度活動報告

1.研究会(年2回)

①日 時:平成28年9月3日(土) 13:00~

場 所:東京藝術大学 赤レンガ1号館

出席者:7名

アドバイザー:君塚和香 氏(東京藝術大学)

内容:

1、書籍の概要

「石仏調査ハンドブック」の煉瓦版のようなイメージ(会長)

→書籍の構成は配布資料参照

【意見】

  • 書籍の対象

1、一般向け 2、考古学関係者(発掘調査員)向け 3、研究者向け

→第一弾では、発掘に携わる人たちが近現代の遺物として、煉瓦を報告書に掲載してもらうための参考資料となるような書籍を目指していく。

  • 建造物と出土物(煉瓦単体)を全部扱うのかどうなのか

基本的には出土物を中心に取り扱っていく(建造物は、第一弾ではメインではなく参考として取り扱い、将来的に考えていく)

  • 地域の範囲は?

刻印煉瓦や報告書の集成については、まずは東京都内を集成していく。なお、関東地域までは意識をしながら情報収集は行っていく。

(※神奈川であれば神奈川チームから情報を提供してもらうなどの連携をとり、煉瓦の多い埼玉などについては、これから交流をはかりながら検討していく)

2、調査フォーマットの作成(なお、単語については適宜検討する)

(1)種類…①赤煉瓦 ②耐火煉瓦(白煉瓦)③その他

(2)形状…①普通 ②羊羹 ③半裁etc(赤煉瓦)

①方形 ②楕円 ③その他etc(白煉瓦)

(3)成形…①手抜き ②機械 ③プレス(赤煉瓦)

※プレスと機械の判断基準は?

①プレス(白煉瓦)

※成形のところに、「仕上げ」についての項目を入れる。(単独項目としても有)→「仕上げ」とは、ナデなどの「調整痕」のこととする。

(4)焼き…①普通 ②焼過 etc(赤煉瓦)

※「焼過」の場合は、どこの面が焼き過ぎなのかについても記載する。

※「積み圧痕」についても、「焼き」の部分に記載する

(5)サイズ…①長手 ②小口 ③厚さ ④重さ ⑤残存率(赤白共通)

※今回は出土物(単体煉瓦)を基本的な対象としているため、建造物の煉瓦サ

イズについては、10点の平均値を使用するなど要検討。

(6)刻印…①有無 ②位置 ③写真・拓本(赤白共通)

※刻印については、発掘調査報告書などからも集成していき、同じような形で

も網羅していくことを目指す。

※写真は刻印のある部分の全体写真と刻印のアップを撮るようにする。

(7)備考

・吸水率などについても、どこかに項目で入れられたら。

・形状について、焼成前の裁断なのか、焼成後の裁断なのかがあるといい。

・目地の項目については、要検討。

★刻印集成について

書籍の「資料編」として掲載すべく、刻印のデータを収集していく。その際、

拓本等が掲載されている発掘調査報告書などの情報を、東京都を中心に会員で

情報共有をしていく。その際、刻印が掲載されているページなどについては、

コピーをとるなどして、将来的にPDF化などデータベースをつくるために活動

する方針。

→現状、刻印のフォーマットについては、特に設けず、調査報告書などに掲載

されている内容を集成していく。なお、調査報告書については、都埋文の図書

室などを活用していく予定。

3、煉瓦調査文献目録の作成について

会長が作成した目録の項目をベースに、会員が集めた情報を事務局が取りまとめ、集成していく。主な項目は、「著者名」「刊行年」「論稿題名」「所収」「出版」「備考」。

(※会員が各自で作っているものがすでにある場合は、データを事務局に送付していただければ、事務局で適宜変換します。)

 

4、工場の変遷について

会長が作成した都内の工場一覧データについても、上記の調査報告書や文献などの集成をもとに、加筆していけるようにする。

②「小原台堡塁とその時代」(神奈川公開セミナー)

日時:10月10日(月・祝)10:00

場所:横浜市南公会堂

主催:公益財団法人かながわ考古学財団

出席者:9名

③臨時研究会「品川産業事始展・煉瓦 見学会」

日時:11月19日(土)13:00

場所:品川歴史館

出席者:5名

3.巡見(年2回)

①福生市の煉瓦建造物(煉瓦研究ネットワーク東京 第8回巡見) ????????? (日光橋・石川酒造・田村酒造ほか関連地域)

日時:平成28年6月26日(日)。9:40拝島駅集合

見学施設ほか:

・日光橋(日野煉瓦を使用した橋)

・石川酒造(八王子煉瓦を創業した山口平太夫と縁戚関係であり、日野煉瓦によ

る日光橋架橋の中心人物の石川家。)

・石川酒造 史料館(石川家の歴史や醸造についての史料館)

・旧ヤマジュウ田村家住宅(福生市の田村酒造の分家の住宅。コタツや風呂

壁などに煉瓦が使用されている。刻印煉瓦・手抜き・

機械など様々な種類が蔵に残されている。)

・田村酒造(明治時代の煉瓦煙突(休業日のため、外から見学)

参加者:10名

②大磯町郷土資料館 企画展「遺跡から見る近代別荘地の形成と展開」

日程:2016年12月4日(日)

共催:煉瓦研究ネットワーク神奈川

集合:13:00 大磯駅改札出口 ロータリー付近

内容:大磯町郷土資料館企画展(入場無料・企画展図録500円)

館長國見徹様のリニューアル常設展と企画展のご解説

参加者:3名

4.研究活動

(1)東京周辺で確認されている煉瓦刻印の集成と製造所の検討

(2)東京周辺の煉瓦研究文献の集成

5.広報活動

(1)会報の発行:年2回(9月・3月)

(2)ホームページ:適宜更新

6.その他

(1)他地域の煉瓦研究グループとの交流

煉瓦研究ネットワーク神奈川と交流

※4月8日(土)に煉瓦研究ネットワーク神奈川の「州干島遺跡」出土品見学会

に参加(参加者5名)

(2)会員勧誘活動

第二号議案

平成28年度決算報告

【収入】   (単位:円)
項目  予算 決算 摘要
会費 12,000 13,000 年会費1,000円 ×会員13名
参加費 2,000 5,100 参加費300円×10名

300円×7名

雑収入 1,000 1,000 寄付金(紺野氏1,000円)
 合計 15,000  19,100
【支出】   (単位:円)
項目  予算 決算 摘要
消耗品費 4,000 540 紙代
印刷費 1,000 0 消耗品で紙購入対応のため
連絡通信費 2,000 0 メール対応のため
ホームページ管理費 6,480 11,340 初期費用:6,480円

1年半分:4,860円

予備費 1,520 1,080 福生巡見土産1,080円
合計 15,000 12,960

繰越金:6,140円

上記、会計報告を監査した結果、適正であると認めます。

平成29年7月1日

第三号議案

平成29年度活動計画(案)

1.平成29年度活動方針

平成30年度に書籍の刊行を目指すために、東京周辺の煉瓦に関する情報を集成するとともに、会員の交流及び研究会・巡見を定期的に行う。また、ホームページなどで情報の発信を行うとともに、他団体などとも交流を進めていく。

2.研究会(年2回)

①煉瓦研究ハンドブック(関東編)

日時:8月頃

場所:東京芸術大学2号館

 

②煉瓦研究ハンドブック(関東編)

日時:12月

場所:未定

※臨時研究会も必要に応じて適宜開催する。

3.巡見(年2回)

①深谷(日本煉瓦株式会社)煉瓦関係資料見学

日時:9月下旬

【共催:煉瓦研究ネットワーク神奈川】

②富岡製糸場か野木町煉瓦窯(旧下野煉瓦製造会社)

日時:2018年4月下旬

【共催:煉瓦研究ネットワーク神奈川】

4.研究活動

(1)東京周辺で確認されている煉瓦刻印の集成と製造所の検討

(2)東京周辺の煉瓦研究文献の集成

(3)新宿区愛染院の煉瓦塀調査

5.広報活動

(1)会報の発行:年2回(9月・3月)

(2)ホームページ:適宜更新

6.その他

(1)他地域の煉瓦研究グループとの交流

煉瓦研究ネットワーク神奈川・関西の煉瓦研究者との交流

(2)会員勧誘活動

第四号議案

平成29年度予算(案)

【収入】   (単位:円)
項目 摘要
会費 15,000 年会費1,000円 ×会員15名
参加費 2,000 研究会・巡見等参加費収入
雑収入 1,000 寄付金・利息ほか
繰越金 6,360
 合計 24,360
【支出】   (単位:円)
項目 摘要
消耗品費 5,000 封筒代・ノート代ほか
印刷費 1,000 研究会等レジメ印刷代(10円×100枚)
連絡通信費 2,000 会報送付代ほか
ホームページ管理費 4,860 1年分4,860円(独自ドメイン)
予備費 11,500 会場費、謝礼ほか
合計 24,360

 

 


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