煉瓦研究ネットワーク東京 フィールドワーク13 上野・荒川編6 あらかわ遊園 

前回、なぜここに煉瓦塀が残っているのか由来を話したが、その煉瓦塀沿いに進んでいく。

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煉瓦は、真ん中のコンクリートの帯の下がイギリス積み、上が長手積みであるが、ある一定の間隔で小口が現れる。

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裏側をのぞくと、その小口の意味が判明した。
裏側に倒れないように支えの部分が小口積みとなって現れている。

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真ん中のコンクリートの帯の中も煉瓦でできている。

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このコンクリートの帯の上と下で、積み方が違うのは、積んだ時期が違うのだろうか。

実は道路から煉瓦塀の側は一段高くなっていて、コンクリートの帯の部分がちょうど煉瓦塀の裏側の地面のレベルとほぼ重なる。

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下のイギリス積みの部分は、土留めを兼ねているようだ。

サンプルの煉瓦の大きさをあちこちで計測して記録していく。

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しばらく進むと、こんな場所が現れた。

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通りがかった地元の方に伺ったところ、昔は用水路の暗渠があったそうだ。

ここまではあらかわ遊園南側の塀を見てきたが、次の写真は、東側の塀である。

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ぐるっと回ったところで、次は佐藤病院の煉瓦塀を見学へと向かう。

 

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